昔々のゲイの写真…ではないんですが
「The Art of Manline」というサイトがありまして。
そこで「アメリカの昔の写真に見る、男同士の関係性の移り変わり」、って記事がありましたん。
もともとは、「Picturing Men: A Century of Male Relationships in Everyday American Photography」という本が元ネタ、ということですが、ちょっと面白かったのでご紹介をば。
と、いうか、まずは昔々、男の人達同士で撮った写真。
レッツラゴー。
(全部写真はhttp://www.artofmanliness.com/より)
今見ると、いやん、男のコ同士仲いいわあ♪お髭のおっちゃん同士もいちゃいちゃしてていいわあ♪って感じですが(*´∀`*)。
まあ、これが実はゲイとかセクシャリティーとか全く関係無く、ってなことがそのサイトで説明されとります。
そもそも性別で別れて生活をしているような時代、男は男同士で活動する、女は女同士で活動するって時代(19世紀とかね)は、「よーし、友達同士写真を撮るぞ!」、となると、こんな感じに。膝に乗ったり、手を握ったり、抱きついたり。「僕たち親友同士だよね!」と言うと、こういう形で撮ることになったんだとか(勿論、彼らのセクシャリティおよびその自認がどうだったか、については別のお話になると思うのよ)。
確かに「ホモセクシュアル」なる言葉が世に登場するのは1869年なので(これについては面白いのでまた後日)、それまでは、「嫌だ、ホモっ!」って感覚がそもそも違う意味あいだった、ってな感じのことを、このサイトでは書かれているんですよねえ。平たく言えば昔々は聖書とかの「同性愛者氏ねや」ってときに引き合いに出される「同性愛」ということと、こういう同性同士の熱い友情の示し方はまったく全然別個のものと認識されてたってことよね、きっと。
でも、男女でもっといちゃいちゃ仲良くしてる写真とか撮ったら、当時だったらむっちゃセクシー過ぎて鼻血出ますがなって感じだったんだと思うです。もー、場合によっては暴動起こっちゃうレベルよね(*´∀`*)。
全然話が飛びますが、「最初のゲイ映画だ!」とか言われてたこともある「The Dickson Experimental Sound Film」で、男の人同士が踊っているのが別にゲイのラブリーかぽ-が、「俺達ラブラブだぜ!」っつって踊ってたわけじゃないってことと全く一緒ですな。
その後、カメラが小型化されて、もっと手軽に撮影を出来るようになったり、戦争があったりして、「男同士の愛情(アガペーとしてのよ?って、何だよそれ(笑))とか友情」の表現が、写真の歴史の中で変わって行った、って言うよーなことも説明されてんですが、何はともあれゲイじゃないけど、男同士がいちゃいちゃきゃっきゃうふふしてる写真はそれだけで可愛いと思うわけです(笑)。
ま、そうは言っても、彼らに「いやあん、ラブリーゲイかぽーみたいで可愛いっス」とか言ったら、「ざけんな!俺らはホモじゃねえっ!」、と、青筋立てて怒られるってのが現実なんですけどね。てか、多分刺される、ホント(笑)。
「The Art of Manline」ってサイトは、「失ってしまった昔の『男性性』というものを、もう一度思い出してみよう」ってな感じのサイトらしいのですが、昔の殿方はお髭をどうやって手入れしてた、だの、カウボーイブーツをどうやって手入れしてた、だのとか、とりあえずそこまでマッチョマッチョしてないサイトであります(詳しくは読んでないので、市川、責任持~た~な~い~♪)。
「The Art of Manline」は違うみたいだけどさー、最近だと同性婚とかISISとか諸々に対する反動保守でさー、もーねー、顔に縦線入っちゃうような男性性復権主義みたいなサイトも世の中にはあるのようー。結構相当無茶苦茶怖くなっちゃうことも少なくないのよねえ(;´Д`)。
【宣伝】
通販サイトBOOTHにて市川和秀同人誌など通信販売してますー!あと旧同人誌作品のダウンロード販売もやってますです。