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漫画、マンガ、まんが

2012 年 2 月 18 日

市川は今年厄年のおじさんです。

自分が厄年になるだなんて思ってもみなかったー(笑)。心の中では永遠の17歳、まだまだジャ○ーズデビュウを夢見るお年頃、そんな風に思っていたのに。結構セルフイメージは今でも変わらずジャ○系です。そうよ、市川はジャ○系!あおい輝彦だって、おりも政夫だって、野村義男だってジャ○系って言えばジャ○系じゃない!?元ジャ○ーズ事務所なんだから!

ま、その話は別として、市川、毎年大体2月に厄除けもかねて神奈川県は寒川神社にお参りにいくのでした。寒川神社は子供の頃から色々縁がある神社だったんですが、大人になって気がつくとやっぱり毎年お参りに行っている神社になっているのでした。

んで、今日、厄年の厄除けを兼ねてお参りに行きまして。で、絵馬を書いた。

そう、ここまではよかった、ここまでは。


市川、絵馬に、

「良い慢画が描けますように」

としっかりくっきり書いていた。


「漫画の漫の字……間違ってね?」
同行してくれたK君がぼそっと言った。

ええええええっ!?
マジすかっ!?
ええっ!?
漫画!?
慢画じゃなかったっ!?
ええええええっ!?

絵馬に間違った字を書いたときはどうすればいいのよっ!?

黒で誤字を塗りつぶすの!?
二重線を引くの!?
全面書き直し!?

履歴書なら全部書き直し。
役所に提出する書類なら二重線を引いて印鑑を押す。

絵馬の場合はっ!?
印鑑、押せばいいんですかっ!?
印鑑、カバンの中に入ってますがっ!?

動揺しまくった市川は、黒で塗りつぶすでもなく、二重線を引くわけでもなく、さらにそこに印鑑を押すでもなく、思いっきり誤字の上に正しい文字を上書きしましたさ。
小学校の漢字の書き取りテストのときも、そんな暴挙に出て ×喰らったのに。
人間、厄年になっても結局小学生のときとやってること、まったく一緒じゃん!
いいのか、市川これで!?


いい。


きっと寒川の神様は寛容なはず。
だって神様なんだから!
小学校の担任の高橋先生や赤塚先生や山本先生みたいに、有無を言わさず×なんかにしないはず!
空気読むはず!
70億近い人類の面倒見てたら、そんな細かいとこまで気がつかないはず!
自分だったら絶対気がつかない!
そう自分に言い聞かせて神社を後にしながらふと気がついた。


…………毎年絵馬に「漫画家になれますように」と書き続けてきたが、きっと毎年「漫画家」とは書かずに「慢画家」と書いていたように思う。


寒川神社の神様ありがとう。
ありがとう、ありがとう、そしてありがとう。

市川、確かに漫画家じゃないけど、何かちょっと間違っちゃったニセモノ感たっぷりの慢画家にはなれてるような気がする。


てか、調べてみましたが、「慢」って「人間の持つ煩悩の中のひとつ、思い上がった気持ちの意味」なんだそうス………………。
煩悩画家。思い上がり画家。
まさに市川そのものではないデスカ。おのれ!反省せねばなるまい!黙って頭を垂れよ、市川!

神様に思いっきり「バーカバーカバーカ」と言われてる気がする。
市川、相変わらずなうかつな人生。
市川、毎日がこんなにうかつな人生。
神様、ありがとう、ありがとう、そしてありがとうっ(泣)。


てか、厄年になるまで「慢画家」とか漢字間違って書いてたってどうなのよ!?(笑)


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