歌舞伎観てきた
チケットを頂いたので、今日はお友達と歌舞伎観てきたですよー。
えーと、「双蝶々曲輪日記」「紅葉狩」「競伊勢物語」の三本。
いやいや、楽しかったです。
「双蝶々曲輪日記」は何だかメアリー・ポピンズみたいなことになるし、「紅葉狩」は歌舞伎で観るのははじめてだったですし、「競伊勢物語」は「忠義」とか「大義」とか「○○の御為に」みたいなお題目が振り回されることで生まれる人間の悲劇が描かれていて考えさせられてしまったり。
でも、一般的には絶対にキャーキャー言われないであろう、登場人物の中でも更に脇の人物たちを観ながら市川は、「あー、こーゆーコに男同士で恋愛させたらどうなるだろう」とか考えてました(笑)。「双蝶々曲輪日記」に登場する、無骨で融通きかなくて、遊女に袖にされちゃう駄目駄目な侍・平岡郷左衛門(だったかな?)とか、「競伊勢物語」のちょっとした悪人なのに何だか「え?」みたいなことで殺されちゃう・銅羅の鐃八とか。何だか偉そうだったり小悪党だったりするくせに、男同士で相手からとことん好き好きビーム発射されたら意外と意外なくらいシャイだったり、とかしないだろうか、とか(笑)。何考えてんですかねえ(笑)。職業病です(笑)。
あとは、江戸時代とか、歌舞伎がスーパーウルトラ総合エンターテイメントだった頃に、みんなどういう気持ちでこういう舞台を観ていたのかなあ、とか考えたりしてました。歌舞伎観に来たんだからお土産買って行こう、とか、どうせだったらついでに奮発して美味しいもの食べちゃおう、という気持ちとか。悪人をバッタバッタなぎ倒す場面とか観ながら、「むっちゃカッコいいいいいいいいいい!あんなヒーローになりてええええええ!」とか思ったり、三味線とか聞きながら「超カッコイイ~~~~!俺もあんなん弾きてええええええっ!」とか思ったりしたのよねえ、と。しかも「モテたい=よし今日から三味線習おう!」「やっぱ舞台で目立ちたいなら歌!ボーカルだよボーカル!」みたいな感覚とか。根本的なところは、結局のところ200年前だろうが、300年前だろうが、変わらないんだよなあ、と。人間って不思議だわあ、とかなんとか。無論当然っちゃあ当然の話ですが(笑)。
【宣伝】
通販サイトBOOTHにて市川和秀同人誌など通信販売してますー!あと旧同人誌作品のダウンロード販売もやってますです。